オディオンの講座

我が名はオディオン。ここでは交易パートの艦隊編成画面について説明してやろう。

艦隊編成は字の如く艦隊の船編成、人物の配置、予算を決定する。他にも収支報告、他国とのイベントもあるが、編成がメインと考えればいいだろう。編成は基本中の基本、疎かにすると交易航海で失敗する可能性が高まるが、逆を言えば編成を正しく行えば交易も上手くいくと考えてもよかろう。

私が得た経験に基づいて艦隊編成画面のポイントを解説しよう、何も惜しまぬ。将来の芽が育つことは何よりも大切だからな。下記にリンクが張られているが、基本的に上から行うことになる。機能を把握出来ておらぬのなら上から見るがよかろう。

1.交易パートと冒険パートの切り替え

まずは交易パートに入るにはどうすればいいか、だな。リスボンの自宅の2Fにある真ん中の部屋に入るがよい。その部屋の右端に商人がいるだろう。そいつの部屋に行けば交易パートと開始となる。…わかりづらい場所でスマヌな。無能な作者に代わり詫びよう。本来であればどの場所でも冒険パートと切り替え可能にすべきだが、仕様上こうなってしまった。ver1.40より前のバージョンを使っている者は入り口そのものがない。まずはアップデートしておけ。

ver1.49からは交易レベルが高ければ特技から切り替え出来るらしい。街中からしか出来ぬが、リスボンへわざわざ戻るよりは楽であろう。

2.イベント

交易パートに切り替わり艦隊編成画面に入るとまずはイベントが発生することがある。まずはそのイベントの発生条件と効果を載せておくぞ。＊は条件さえ満たせば必ず発生するイベント、それ以外はランダムで発生する。

イベント名	発生条件	効果
交易パートクリア	＊他国全てを降伏させる	以降他国が独立しない
交易ルート好景気	締結港がある	しばらくの間対象港の収入が5～20%増
交易ルート不景気	締結港がある	しばらくの間対象港の収入が5～20%減
災害による交易ルート遮断	締結港がある	しばらくの間対象港の収入が0になる
他国からの貢物	関係が友好の国、もしくは交戦状態で国力が自国より低い国がいる	臨時収入が入り、対象国との関係が改善される
悪評流布	関係が警戒の国がいる	評判が下がり、対象国との関係が悪化する
封鎖	なし	対象の港に入れない
他国からの脅迫	締結港があり、関係が通常または警戒の国がいる	対象港を譲るか断わるかを選択する。譲った場合は港との締結が破棄され対象国との関係が改善、断わった場合は港はそのままだが対象国との関係が悪化する
港叛乱	プレイヤーの評判が悪く、友好度が低い締結港がある	対象港との締結が破棄される
海賊襲撃	締結港がある	対象港が海賊の攻撃を受ける。倒すまで締結港がダメージを受け続ける
他国襲撃	締結港があり、交戦状態の国がいる	対象港が交戦国の攻撃を受ける。倒すまで締結港がダメージを受け続ける
勅命	なし	指定した港と締結せよと命令を受ける。果たした場合は評判が上がり、無視した場合は評判が下がる
降伏国独立	＊国力が一定以上ある降伏国が存在する	対象国が独立する
他国降伏	＊自国との国力が一定以上離れており、降伏していない国が存在する（一部例外有）	対象国が降伏する
敵撤退	海賊や交戦国に攻撃を受け、放置している締結港がある	敵は去るが自国の国力と評判が下がる
交易品開発結果報告	＊自港で交易品を開発している	結果が報告される。成功すれば自港に新しい特産品が追加される
ヘルプ航海士特技発動	対象の航海士がいる	スキルが発動し自国に利益をもたらす事がある

表に全部説明してあるから補足は不要だな。あえて言うなら気に入らないイベントだからといって、やり直しをしても無駄だ。何が発生するかは既に決まっているからだ。諦めて事態を受け入れ対策を整えよ。

3.収支報告

イベントが終わればメニューよ。艦隊編成するか、情報を見るか、上納金を受け取るか、冒険パートに戻るかだ。ここでは上納金について説明しよう。
上納金は交易ルートを締結した港の収入、同盟港の数、降伏国の数から決まってくる。当然商売ゆえに赤字もある。赤字になるとBGMも暗くなり、上納金は黒字に転換するまで受け取ることが出来ん。とはいえ、最初はだいたい赤字よ。我慢して続ければいつかは黒字になろうぞ。なお、同盟港ついては冒険パートを参照せよ。
上納金受け取った後はしばらく経たねば再度受け取ることは出来んからな…当たり前だが。

4.編成

この画面の肝だな。しっかりと説明してやるから耳の穴かっぽじってよく聞くが良い。画面左側で役職を、右側で船、船員数を決める。設定した内容で船の推進力、積載量、稼動秒、費用が更新される仕組みだ。当然推進力、積載量、稼動秒が多いほどいいがその分費用も高くなる。費用は使い捨てだから財布と相談して決めるがよい。

ではまずは役職について説明するか。例によって表を載せておいた。

役職名	影響範囲
船長	他役職の成功率、重要な局面の成功率、敵の強さを見抜く確率
副船長	船員の不満度抑止、船長の能力底上げ、船員脱走防止率
操舵手	船のスピード、敵船に追いつく確率、敵船や自然から逃れられる確率
主計長	費用の割引率、投資の効果、第二交易品の存在を見抜く確率
見張り	マイナスイベント発生防止率、船の正体を見抜く確率、敵船に対し先制できる確率
甲板長	船の攻撃力、町攻撃時の勝利確率、化け物撃退率

役職名の隣にある明かりが明かるいほど、その人物が適任であることを示している。得意な役職に就いた者は戦闘中に必殺技も出すらしい。見ての通りどの役職も必要だ、能力が低くても航海を続ければ成長するゆえ、間違っても空席にするな。航海中も役職は変更できる、どんどん入れ替えて成長させることこそクリアへの道よ。

次は船の説明だ。冒険パートと登場する船はほぼ同じだが、能力は若干違うぞ。

船の種類	料金	船員数（必要最低/最大数）	積載量	耐久力	推進力	航海可能秒数	ガレー船	大砲
ラディーナ	1000	10/30	2	50	50	60	×	×
ベルガンティン	2500	20/50	4	60	35	120	×	×
フランダース	5000	40/70	2	130	10	80	○	×
ナオ	6000	30/60	3	80	30	180	×	×
キャラック	10000	40/100	4	120	20	240	×	×
ガレオン	18000	50/120	3	150	40	220	×	○
ガレアス	20000	100/175	2	180	60	150	○	○
シップ（ゲーム終盤のみ登場）	80000	100/150	5	200	55	300	×	○

凪でも進めるのが「ガレー」○で「大砲」は強力な大砲攻撃を行うことが出来る…そこは冒険パートと同じだ。ただしガレーは全ての船がガレー船でないと意味がないぞ。攻撃力は載せておらぬが甲板長の能力に直結する。

冒険パートと違い、最大四隻まで航海に連れて行くことができる。当然船が多いほど船員数、積載量が上がるぞ。推進力は平均値を取るので遅い船がいる場合は落ちる。その時は操舵手の能力でカバーだな。そして複数船を買うから費用は大幅に上がる。シップ四隻を買えば確かに交易や海戦どちらでも使えるが費用30万超えと馬鹿にならん。目的に応じて船は編成するのだ。ただし、旗艦だけはマトモな船にしておけよ、旗艦が沈没した場合はゲームオーバーだからな。役割と違い航海中は船の変更はできん。しっかりと決めておけ。

5.出港

役割と船の編成を決めたらいよいよ出港だ。一度出港したら航海が終わるまで冒険パートには戻れぬぞ。費用が所持金よりも多い、船員数が必要最低数を割っている、逆に乗員数をオーバーしている時は出港できぬゆえ設定しなおすのだ。出港後の解説については他の者が行う。

最後に編成のポイントを載せておこう。おさらいの意味を込めてな。

・役職には必ず誰かを就かせること。空席のメリットは全く無い。

・甲板長に就かせる人物はあらかじめ装備品で攻撃力を上げておくこと。

・あえて役職の必要順を載せるなら甲板長（戦闘時）/主計長（交易時）>見張り>副船長>操舵手>船長>甲板長（交易時）/主計長（戦闘時）。副船長のスキルがないと航海が続くほど船員はどんどん離脱する。見張りのスキルが高ければ災害や襲撃から逃れることが出来る。この二つの役職は特に大事。

・船員数は多めにしておくこと。食料はある程度補充できるが船員の補充は難しいからだ。

・旗艦以外の船はランクを下げて費用を抑えるの手。

・風の影響を受けないアイテム「海の手綱」は交易パートでも有効。ただし敵船に追いつく確率、敵船や自然から逃れられる確率には関係ないため、海の手綱があっても操舵手は必要。

私の解説で交易パートが少しでも進められるなら幸いよ。成長した貴殿がいずれ私の前に立ちはだかることを期待している。間違ってもウソと逃走ばかりのどこぞの貴族娘のようにはならないでくれよ、フハハハハ！

オディオンさん、実力はあるみたいですが女性を見る目は無さそうですね。フフ。

イベントは回避できませんが「対象」は変えることができます。大事な港にダメージを負いたくはない場合は直前のセーブデータでやり直すのもありかと。逃げこそ大事ですわ、ふふ…

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